愉しいピアノはいかがですか?
小学生の息子の宿題を見ていたら、「音楽」が「音学」となっていたので、
何度言ったら分かるんだとイライラするのをグッとこらえ、
「音楽は楽しいから『楽しい』の字を使うのだよ」
と説明したら、同じくリビングで課題を進めていた高校生の娘が、
「『楽しい』からではなくて、『楽』の漢字は楽器の形から
成り立っているからだと思うよ」
と教えてくれた、なるほど。
そして「愉快の『愉』も『たのしい』って読むんだよ」とも。

※OK辞典よりお借りしました。
「楽しい」と「愉しい」。
違いを調べてみたら、どちらも心がうきうきして嬉しいのは同じだが、
前者は外から与えられた既存の枠の中で感じるものであることに対し、
後者は創造的で内側からわき出る喜びであり、また、心の中のわだかまりがなくなり、
心が回復するという意味もあるそうだ。
音楽を「聴くこと」は「楽しい」、しかし同じ聴くことでも
例えばベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聞く場合には、
彼とナポレオンの関係やナポレオンについて予め調べておくなどすることで
より深いところまで鑑賞でき、それは「愉しい」に値する。
そして演奏や作曲となると、「楽しい」ではなく、「愉しい」となるのが理想。
音楽史や和声の知識、楽曲の構成などが理解できればさらに愉しい。
お子さまの情操教育に、そして大人の趣味に、愉しいピアノはいかがですか?

